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経営していた養豚場を辞め、とんかつ・焼肉の専門店を始めて今年で22年を迎える豚ちゃん。店主の河本義弘さん(67)は「友人のアドバイスを聞いたのが当たった」と開店当時を振り返る。
最初はとんかつだけを扱おうと考えた河本さん。しかし「小さな町でとんかつ専門の店は難しい。肉のプロなのだから、焼肉も扱ったら?」という友人の言葉に「なるほど」とうなずいたという。
早来町の「北海道畜産」から直接仕入れた肉を使い、昼は定食もの、夜は焼肉というスタイルでの営業。プロが買い付けする肉に間違いがあるわけがなく、あっという間に人気店となった。噂は町外にも広まり、道営競馬で活躍する騎手たちが門別競馬場に来る際、ひんぱんに店へ訪れるように。店内には写真やサインが、にぎやかに飾られている。
こだわっているのは肉を選ぶ目だけではない。お店で出すほとんどの野菜は自家製で、春から秋口までは休憩時間を使って妻の信子さん(62)と畑仕事に精を出す。ユッケに使用するウコッケイの卵も「買うより飼ったほうが安い」と、ウコッケイの養鶏まで始めたというから驚きだ。
愛嬌たっぷりの河本さんが作った店の看板も必見。よ?く見てみると…そう、ウインナーを並べて「豚」の文字にしているのがわかるはず。「ウインナーを食べているときに思いついたんだよ」と、いたずらっぽい笑顔を見せる。明るいおしどり夫婦が出迎えてくれる、居心地抜群な1軒です。
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