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 開店から今年で34年目を迎える老舗の理容院。苫小牧の理美容学校を6期生として卒業した店主の大澤満さん(59)は恵庭や地元早来で修業を積み、1971年には「どうせ修行するなら東京へ行け」と職人肌の父親に送り出されたという。5年後、父親が急死してUターンすることになった大澤さんは「きっと、父が『帰って来い』と呼んだと思いましたね」と当時を振り返る。
 地元に戻り自分の店を構え、当時、東京では当たり前となっていた「予約制」を取り入れた。しかし、何時間でも店内で順番を待つことに慣れているお客さんにはなかなか浸透せず、予約制が便利だと理解されるまでに1年以上かかったという。
 その後、席に付くと注文しなくても大澤さんに「おまかせ」という常連客が増え、近隣住民のいこいの場となっていった。
 現在、早来では後継者がいないという理容院が多く、この店も例外ではない。「若い人たちに意欲を持って起業してほしいです。『床屋さんに行けば地元のことが何でもわかる』という、情報交換の場をなくしてほしくないですね」と願っている。