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◇ 本紙持参のお客様で天塩ラーメンをご注文の方は、もれなくチャーシュー麺にいたします(3月末日まで。1人1枚有効、注文時に提示)。
 「おいしかった!」と満足して店を出た数分後、すでに「味が思い出せなくなる」という不思議な現象が起こる。これはラーメンの後味がすっきりしているため。しかし、「おいしい」という記憶が確実に残っているから再び訪れる。そうして通い詰めたリピーターが、こぞって注文するのが「天塩ラーメン」(685円)だ。
 店主の秋田秀也さん(60)のねらいはソコにあった。カウンターに9席という小さな町の小さなラーメン店。「この土地で常連客をつくるためには食べ飽きない味≠生み出すことが決め手だと思ったんです」。
 もともとインテリアデザイナーという職に就いていた秋田さん。「ものづくりはインテリアもラーメンも共通の作業」と、10年かけて研究。秀来のスープに合う塩を試し、試行錯誤。やっと「赤穂の天塩」を使った今の味にたどり着いた。化学調味料を最小限におさえ、しっかりした味なのに食べた後にのどがかわかない。「ほかの店とは違う塩味を出せると確信しましたね」と胸を張る。
 自慢の一品は小さな町から発信され、道内さらには全国へと広まり全国版や、北海道版のおいしいラーメンを紹介する本や雑誌にも登場。有名人も数多く訪れている。あなたの中のラーメンベスト3≠ェ、秀来の天塩ラーメンで入れ替わるかも。